ストームグラスを作ろうとして失敗しまくっている話

一発目からこんな話で良いのかとも思いつつ、のっけから飛ばして参ります。

私はフリーランサーなのですが、打ち合わせもほぼリモートで済む部類で、まあボッチ引き籠りなので在宅で楽しめるものに最近はまっております。
一つは草系、もう一つはDIY系です。

ちまたで人気のストームグラスを作ろうとしましたが、めっちゃ失敗しまくっているので、失敗話をまとめたいと思います!斬新だね!なお、まだ成功していません!

適当にそろえて材料を間違えまくる

ストームグラスは、アルコールと水に樟脳を溶かして、飽和量の変化を観察するもののようです。
レシピはリサーチしまくった私が知るうちで3種類あります。

見つけたレシピ
  1. 材料が3つ 樟脳・無水エタノール・精製水
  2. 材料5つ(オリジナルに近い?)樟脳・無水エタノール・精製水・硝酸カリウム・塩化アンモニウム
  3. 材料5つ(代用アレンジ??)樟脳・無水エタノール・精製水・硝酸アンモニウム(硝安)・塩化カリウム
分量は記事(レシピ)によって色々でした。②のオリジナルレシピが本当は楽し気ですが残念ながら一般庶民には手に入らない硝酸カリウムがあるんですよ、硝酸カリウム、『硝石』は黒色火薬の材料ですね。

たしなむ程度にヲタクなので、「う〇こ爆弾」@もやしもん、伝子さん@落第忍者乱太郎などで偏った知識は持っております。とりあえず、危険なので簡単に手に入りません。どうやら購入に手続きが必要なようです。そこで③のレシピがある訳です。

まあ、構成成分をひっくり返したものですね。私は化学はそんなに詳しくないけど、こんな単純で済む話なのかなあ|д゚)

色々なレシピを見た所「100均で揃うよ」系の記事を鵜呑みにして最初に用意した材料が

・瞬間冷却材(材料:尿素・硝安・水) 入手場所:100均もしくはドラッグストア
・湿気とり(材料:塩化カルシウム)  入手場所:100均もしくはドラッグストア
・藤澤樟脳  入手場所:ドラッグストア(結構前に買っていたもので、今は廃盤です)
・無水エタノール500ml 入手場所:ドラッグストア
・蒸留水500ml 入手場所:ドラッグストア

ストームグラス,失敗

間違った材料例

これでした!

えーと、…色々間違っていますよねっ!??
誰ですか、湿気とりで作れるって記事を書いたのは!!
レシピにあるのは塩化カリウムであって塩化カルシウムではないんじゃないのかなあ…??
尿素もついでに入っています、混ぜてる時のアンモニア臭のえげつないこと←

まあ、このナンチャッテ材料で作ったものは割と何故か綺麗な…結晶を冬場だけ出現させました。
作ったのは真夏、汗の滴る中で作成しました。室温は恐らく30度近かったでしょう。
湯せんせずとも解け残りはほぼなかったような…。
ああ、でもビーカーに少し残った白い沈殿物は移すときに入り損なったのでそのまま捨てましたね。

真冬にだけ出現

そして、代用材料の用意を失敗しまくった私は悔しかったので、リトライを決心しました。

③の代用材料をしっかり揃えて作る→失敗

今度は、Ama〇onで実験くんという炎色反応用のキットで塩化カリウムをゲット!

ちゃんと成分が硝安と水の瞬間冷却材もゲットしてこの春また作ってみました。

用意は万端だった

飽和の実験って、普通室温とか液体の温度気にしますよね?
とりあえず失敗談の情報として今回の室温は19℃だったことを告げておきます。

はかりは前回と一緒のキッチン測りを使い、
硝安5g 塩化カリウム5g 水60ml 以上A剤 
樟脳28g 無水エタノール 90ml 以上B剤
を測りました。

実験動画を見ながら作ってみましたが…
A剤は動画でも白濁していたので解けたかなーと思ったらそのまま置いておき
B剤はサクッとアルコールに解けました。

そこからA剤をB剤に少しずつ入れていくんですが…実験動画では少し入れて混ぜるとすぐ透明になるのに
まっっったく透明にならない!
沸かしたお湯を持って行って湯せんもしたけど10分ぐらい頑張ってもてんで解けない。
仕方がないので全部突っ込んで←数日様子を見たけど白く沈殿しただけでした。
他の動画で結構乱雑に突っ込んで様子を見ている人が成功していたので、右に倣ったんですが…

ズボラのなせる業

ちなみに水色なのは瓶の色です。

そんな訳で、失敗しまくっています。

原因がいまだに分からないのですが、原因の予測は

  1. 分量の測り間違い(主に液体)
  2. 材料の純度が低い
  3. 温度管理(湯せん)

思いつく限り、この3つです。
メスシリンダーなんて無いので、mlを測りで測ったんですが(そんな機能があるんですよ!)はっきりいうと、水用ですから比重でいうとざっくり0.8かけぐらいになるにもかかわらずレシピの分量でエタノール入れてんですよね。エタノールが多かったかも?え?比重って何って?
それはググって確認して頂きたい。あ、エタノール=アルコールのことです。さらにエチルアルコールもエタノールのことですね、別名多い!
純度がそんなに良くないのは、他の人のと変わらないと思いたい。一方で、温度管理は確かにありそう、湯せんが雑だったのかもしれません。

まあ、レシピ②は無理として、③で2度失敗したのですが、成功するまで続けたいと思います。

実験を分解していく意味で、次回は沈殿した水色のビンの再湯せんを行ってみます。
湯せんしていた器が浅かったかもしれないので今度は底の深い器でしてみます。
…ん?でもアルコールが多かったってことは溶けやすい筈では???
ま・やってみれば分かるでしょう!

ではではー。

以上の記事について、著者の許可のない引用もとい転載を禁止します。
また文章には気を配っていますが間違ったことを書くこともままあります。誤字多いです、ご容赦ください。
2022.4.11  たま