19日です。わーい、先週15日に作ったストームグラス(簡易版)は良い感じの結晶が出ていますね!
しょうのうの簡易レシピがあっさり成功したことで、失敗の原因が蒸留水側の水溶液に絞られました。
ここで沈殿物がなんだろうかと考える訳です。
これは混ぜ不足による解け残りか、材料に含まれる不純物か。
それぞれの材料についてググってみると。
硝酸アンモニウムは水和物を作らないが、水溶性だそうで。とんちかねえ。
確か似た話を化学の先生に聞いた気がしたけど、約〇十年前の使わない知識をどう覚えていようか。
一方の塩化カリウムは、電離してイオンとして水に溶けてしまうとある。なるほど、塩水作る並にしっかり溶けそうな予感です。
正直、色々検索して調べた結果、硝酸アンモニウム由来で作った人の成功記事には途中経過はないので、だんだん成功記事まで疑いたくなってきたのである。
ちゃんとそれぞれの材料が水に溶け切るのか、適当に混ぜて「アレ?混ざらなーい」とかやっていたので、今回しっかり検証したいところです。
今回の検証に使ったのは
蒸留水 所定量
硝酸アンモニウム 冷却材から失敬した粒、所定量
塩化カリウム 炎色反応実験のキットから
今回の試したかったことは、水溶液同士で混ぜれば混ざるのかなとか、浅はかながら考えまして。
蒸留水を2つに分けて、溶かしてから合わせればいいんじゃないかなと。
まず、塩化カリウムと2分した蒸留水で混ぜると…
透明になりました。ここは大丈夫ですね。
次に、硝酸アンモニウムと、蒸留水で混ぜます…
乳白色の液体になりました!
これの気がするぞおー。
硝酸アンモニウムを水に溶かす際の吸熱を検証した化学動画を見たんですが、水溶液は白濁してないように見えました。
まあそれは氷結してしまわないよう、自動で混ぜる装置を使って高速で混ぜていたので、条件は違いすぎるんですが。
硝酸アンモニウムの不純物説は入れてもいいかもしれない。
と、いう事で。
実は去年使った尿素+硝安の冷却剤も実はとってあったので蒸留水と混ぜてみたら…
濁らなーい!!
大人の事情で不純物が入っている説で恐らく正しそうです。
そうなってくると取れる対策は、
- 濾過して続行
- 純度の高い材料の購入
近所で買える瞬間冷却剤が尿素入りの分と今回の不純物入り(推定)の分です。よく検証記事で見る「ひえ〇ぺ」さんはここら辺で売っている所は見かけていないので、ネットじゃないと買えないんですよ。あれ大量で多分余りますね。それに不純物が少ないということが分かっているわけでもないですし。
かと言って、瞬間冷却剤の実験セットの硝酸アンモニウムは
Ama〇onで880円+送料で買えますが、失敗作を放置するのもなんとも…
という事でまず、濾過案採用しましょう。
まず今回の分ミニネコ瓶材料を濾過して続行してみましょう。
ロートとろ紙を用意しよう!
昨日結局両方混ぜて放置した結果を見ると…沈殿物が不純物なら
入れた硝酸アンモニウムのうちの結構な分量が不純物と思われる沈殿で残ってる気がするんですよねえ。
私が使用した瞬間冷却剤のアンモニウムは、かなり純度落としてありそうな予感がします。
不純物のグラム数を濾過前後で差し引き計算して、あとで足しても良いかもしれません(尿素入りの粒で)。
ではまた
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また文章には気を配っていますが間違ったことを書くこともままあります。誤字多いです、ご容赦ください。
2022.4.19 たま