さあ、ついにやってきました。
ストームグラス難しい版の作成です。
- 無水エタノール 16g
- しょうのう 5g
- 蒸留水 17.5g
- 塩化カリウム 1.2g
- 硝酸アンモニウム 1.3g
100均のミニネコ瓶45ml 1個シリコンの髪ゴム(瓶が密閉出来て振っても漏れないなら不要)
スチール蓋は腐食するよ!!(2022/8/29追記)
2年後のストームグラス瓶の経過報告
天気管(ストームグラス)
さて、ルーティンはちゃんとしましょう。まず今日の室温は22℃、外は雨が降ったりやんだりで湿度は61%です。
実験の用意としては、ビーカー、予備のビン、ステンレスのマドラー、湯せん用のお湯、お湯を入れる器、0.1gの量れる電子量、試薬入れとして密閉できるミニビニール袋を用意しました。成果品を入れる瓶が密閉できるか確認しましょう。駄目な場合は何か噛ませます。私はシリコンの輪ゴムを使っています。前回のよりちょっと締まりが悪いので結局2本噛ませました。
前回までで、すでにやったこととして
蒸留水に、塩化カリウムと硝酸アンモニウムを入れたもの、最初に失敗したところでいうA剤を濾過しました。
ここの部分の工程は以前のチャレンジ記事で紹介しています。まあ、混合液に不純物らしき沈殿物が山ほど出なければ飛ばしていい工程でしょう。。。
そして、実は前回の濾過のあと、不純物が少なそうな別の瞬間冷却剤から取って置いておいた、尿素交じりの硝酸アンモニウムを沈殿物分くらい足しました。あのマドラーでひとさじくらいです、分量にして0.Xg程度ですか。
さて、ではエタノールとしょうのうを合わせて、以前の記事でいうところのB剤を作って行きます。
はい、すぐ溶けました。
次に、濾過までして作った蒸留水+硝酸アンモニウム+塩化ナトリウムの混合液(A剤)を投入。
湯せんしながら混ぜます。
…いつものただの濁った液じゃなくて、だんだんモロモロしてきたぞ!??
5分くらい湯せんしながらかき混ぜて、あとは瓶に入れ替えて瓶ごと湯せんしました。
ぬるくなった辺りで水揚げしました。まだ濁っています。
結果:成功??
このあと、一日寝かせて簡易レシピ版と比較しました。
左が材料が5種、右が3種のものです。
液のバランスか5種の方が結晶が多いですね、バランスは後から調整すると他の方は書いていましたが…まあいいと思います。
あとよく見るとやはり最下層に結晶じゃなくて白色の沈殿物があります。
この小さいネコ瓶にして数ミリの沈殿物です。結構な量ですね。
何せ画像以外で5種混合の完成品を見たことが無いので(笑)成功したのかどうかは不明ですが、
しょうのうの結晶もしっかり出たので、とりあえずこれでこのイタズラは完了としたいと思います。
仕事用デスクに可愛い結晶入り瓶が並びましたし。
大きな瓶の失敗版のフォローは、揮発しやすいしょうのうも混ざった、素人には危険な物体なので濾過はやめておきます。ただ、蒸留水を足して結晶化を促すのはトライしようかと思います。
もし、またチャレンジするなら、こちらのウォッカベースのものを作りたいですが、まあでも最初も断念したので少量の硝酸カリウムをゲットすることが難しいですね、申請を出して5gだけ売って下さいとも言い辛いです。そして売ってもらえるのかも謎です。
今回挑戦したレシピでなら、
硝酸アンモニウムは実験用の純度の高いものを用意してトライする
結局純度がものをいうような気がします。
ではでは、また別のイタズラを思いついたらお会いしましょう。
4ヶ月で蓋の腐食が発覚
8/29です。2パターン作りましたが…
材料にアンモニアの入っている5レシピは、蓋が腐食しました。
サビサビです。まだ穴までは空いてないですが。まあ、そうかー。
一方の3レシピは蓋を開けてみましたが腐食なしです。
容器について、蓋が金属は錆びるリスクがあるので油断大敵ですね。
このあとアマゾンでガラス瓶(キャップも腐食しないもの)探します。
以上の記事について、著者の許可のない引用・転載を禁止します。
また文章には気を配っていますが間違ったことを書くこともままあります。誤字多いです、ご容赦ください。
2022.4.25 たま